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Photoshopの合成写真を
瞬速で自然な仕上がりにする方法

この記事では、Photoshopを使った自然な仕上がりの合成写真の作り方をご紹介します。画像から人物を切り抜き、別の画像に違和感なくナチュラルに貼り付けるというときに便利なテクニックです。

Photoshopの新機能「被写体を選択」ツールを利用すれば、ボタンひとつで写真に写った人物のみを選択し、他の写真と合成することができます。ぼかし「平均」フィルターやトーンカーブをつかった、魅力的で違和感のない合成写真に仕上げる画像補正テクニックまで解説しています。

このテクニックは、YouTubeで公開されているこちらのPhotoshopチュートリアル動画を参考にしています。

“5 WAYS TO REMOVE ANYTHING
FROM A PHOTO IN PHOTOSHOP”

写真合成テクニックをえらぶ

※ 左上のナビメニューより各ツールの詳細へ移動することもできます。

テクニック1

ステップ1 被写体の切り抜き

ステップ2 「平均」ぼかしフィルター

ステップ3 全体の色味を統一する

ステップ4 完成

ボーナスコンテンツ

ボーナス フォトショップの使い方を覚えよう。

ステップ1 被写体の切り抜き

自動選択ツール

まずは合成で背景となる写真を開きましょう。Photoshopを起動し、「ファイル」>「開く」でお好みの写真を選択、クリックしましょう。重ねたい被写体を、いま開いたファイルにドラッグ&ドロップで移動させます。

では被写体となる人物を切り抜きましょう。さまざまな切り抜き方法がありますが、ここでは「自動選択ツール」を利用します。

レイヤーパネル上で「人物」レイヤーを選択したら、ツールパネルより「自動選択ツール自動選択ツール」をクリックします。オプションバーの「選択とマスク」をクリックしましょう。これ、画像内の被写体のみ自動で選択できる、Adobe SenseiのAIテクノロジーをつかった新機能です。

修復ブラシツールでオブジェクトを除去する1

自動選択された選択範囲の境界線(エッジ)を、より自然な仕上がりに調整していきましょう。ここでは、「エッジをシフト」を左側にスライドさせ「-55%」としています。出力先に「新規レイヤー(レイヤーマスクあり)」を選択したら、「OK」をクリックで進みます。

「クイック選択モード」で選択範囲を指定する。2

編集画面に戻ると、レイヤーマスク付きの新しいレイヤーが作成され、見事に写真を合成されているのが分かります。

しかし、光の当たり具合などどうしても合成したような不自然な仕上がりとなってしまっています。今回は、よりナチュラルな写真合成に仕上げていきます。

人物の切り抜きにはさまざまな方法があります、より詳しく知りたい方は以下のエントリーも参考にどうぞ。

Photoshopの各種ツールを駆使した切り抜きテクニックと、いつその技を使うのがベストなのか、各サンプルと一緒にまとめてご紹介します。これらの方法を実践することで、どんなデザインでも手軽に、そしてスピーディーに切り抜き作業を行うことができるようになります。

ステップ2 「平均」ぼかしフィルター

消しゴムツール

背景画像をクリックしたら、Command/Ctrl+Jでレイヤーを複製し、レイヤーの一番上に移動しましょう。

つづけてメインメニューより「フィルタ」>「ぼかし」>「平均」をクリックしましょう。これで画像全体がベージュ色に変化します。

「クイック選択モード」で選択範囲を指定する。2

レイヤーパネルで作成されたベージュ色のレイヤーを選択し、Option/Altを押しながらレイヤーの境界線あたりをクリックすると、クリッピングマスクを作成され、被写体のみが塗りつぶされた状態となります。下矢印アイコンが表示されたときにクリックしましょう。

描画モードを「ソフトライト」に変更し、不透明度「45%」に設定しましょう。これで、被写体にのみカラーフィルタが適用されました。

Pic このテクニックのポイントは?

Photoshopのクリッピング機能を利用すれば、背面(下)レイヤーの透明ピクセルが、前面(上)のレイヤーに対してマスクとなり、一部分のみが表示される状態となります。

ステップ3 全体の色味を統一する

コピースタンプツールでオブジェクトを除去する

カラー効果を利用して、画像全体の色合いを統一するように仕上げていきましょう。レイヤーパネルの下にある「塗りつぶしまたは調整レイヤーを作成」ボタンをクリックし、「べた塗り」をしましょう。

カラーピッカー画面が表示されるので、紺色「#0f134e」を選択しすると、画面全体が塗りつぶされました。

修復ブラシツールでオブジェクトを除去する2

レイヤーの描画モードを「ソフトライト」に変更し、全体の色合いを確認しながら不透明度を「50%」前後に設定しましょう。

ステップ4 完成

コピースタンプツールでオブジェクトを除去する

完成した合成写真がこちら。違和感のない自然な仕上がりの合成写真を、ほんの数ステップの編集作業のみで実現できました。

Pic このテクニックのポイントは?

ほんの数ステップで編集できるお手軽なテクニック。ただし、画像全体の色合いを統一するため、背景画像がやや暗くなってしまうことも。

次のテクニックでは「トーンカーブ」機能を利用し、被写体のみの色合いを調整していきます。

ステップ5 被写体の合成

ペンツール

先ほどのテクニック同様に、背景にしたい画像をPhotoshopで読み込み、被写体画像をファイルに移動しましょう。

被写体の切り抜きは、ステップ1同様に、「自動選択」ツールの「被写体を選択」機能を活用しています。

ステップ6 調整レイヤー「トーンカーブ」

ペンツール

レイヤーパネルの下にある「塗りつぶしまたは調整レイヤーを作成」ボタンをクリックし、ドロップダウンより「トーンカーブ」を選択しましょう。

レイヤーパネルで作成した調整レイヤーをクリックし、Option/Altキーを押しながらレイヤーの境界線あたりをクリックし、クリッピングマスクを作成しましょう。

ペンツール2

レイヤーパネルで「トーンカーブ」レイヤーのサムネイルを選択(レイヤーマスクではありません)しましょう。

ふたたびOption/Altを押しながら、表示された属性パネルの「自動補正」をクリックしましょう。

ステップ7 自動カラー補正オプション

ペンツール

表示された「自動カラー補正オプション」パネルより、「中間色をスナップ」のチェックを外し、シャドウを画像のもっとも暗い部分からスポイトツールで抽出します。ハイライトも同様に、画像のもっとも明るい色を抽出しましょう。

このときに、真っ黒(#000000)と真っ白(#ffffff)では効果がないので注意が必要です。

ペンツール2

「OK」ボタンをクリックすると、「新規ターゲットカラーを初期設定値としてほぞんしますか?」というパネルが表示されるので、「いいえ」をクリックしましょう。

テクニック8 トーンカーブで最終調整

ペンツール

「トーンカーブ」属性パネルから、より細かい色合いを調整していきます。ここでは、図のように3点にアンカーポイントを追加し、少しだけ色合いを明るくしています。編集している画像によって変わってくるので、いろいろな調整を試してみると良いでしょう。

テクニック9 完成

ペンツール

完成した合成写真がこちら。

背景の緑色の色合いをうまく反映した「自動カラー補正オプション」機能とトーンカーブによる最終調整が、よりリアルでナチュラルな写真合成を実現できます。

Pic このテクニックのポイントは?

今回紹介した2つのテクニックは、どちらも合成写真を素早く自然に仕上げることができます。完成した画像の色合いは若干異なるので、用途に応じて技を使い分けると良いでしょう。

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写真合成テクニックの他にも、今回行った人物の切り抜き作業や、不要なもの消すなど、Photoshopの基本的な使い方をまとめています。デザインの現場でも特に要望の多いテクニックが中心となっているので、Photoshopのスキルアップを目指しましょう。

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