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Photoshopで人物を爆発させる
写真加工エフェクトの作り方

今回はPhotoshopを使って、まるで人物が爆発しているような写真加工エフェクトの作り方をご紹介します。

見た目以上に手軽にデザインできるだけでなく、「ゆがみ」フィルター機能と「レイヤーマスク」、「選択とマスク」機能による切り抜きなど、目からウロコなフォトショップの使い方を実践的に学ぶことができ、Photoshop初心者のひとにもオススメしたいチュートリアルとなっています。

このテクニックは、こちらのPhotoshopチュートリアル動画を参考にしています。

Photoshop
Design Lesson
“Dispersion Effect Photoshop Tutorial”

Photoshopで写真の特定の色を変換・調整する簡単テクニック1

今回は、こちらの画像を加工していきます。元の画像には手を加えず編集を行うために、まずは写真レイヤーを複製しておきましょう。(ショートカット: Command/Ctrl + J

サンプル画像

Photoshopで写真の特定の色を変換・調整する簡単テクニック

複製したレイヤーを選択し、ツールバーより「なげなわツールなげなわツール」を選択し、人物のみを大まかに囲み、選択範囲を指定します。選択が完了したら、「右クリック」より「塗りつぶし」を選択し、表示されたプロパティボックスより「内容: コンテンツに応じる」を適用しましょう。見事に人物だけが塗りぶつされ、背景のみとなりました。

Photoshopで写真の特定の色を変換・調整する簡単テクニック3

次に元の写真レイヤーに戻り、ツールバーより「クイック選択ツールクイック選択ツール」を選択し、人物のみを切り抜きます。選択範囲が決まったら、髪の毛などより複雑な選択範囲をしていきましょう。オプションバーより「選択とマスク」をクリックします。

Photoshopで写真の特定の色を変換・調整する簡単テクニック4

表示されたワークスペース上のツールバーより「境界線調整ツールスポイトツール」を使い、髪の毛を中心にやさしく選択していきます。より詳しい複雑な切り抜き範囲の設定については、以下のエントリーで詳しく紹介しているので、うまく選択範囲が選択できないひとは、参考にしてみると良いでしょう。

切り抜きを諦めてしまいそうな背景でも、髪の毛など複雑なオブジェクトをうまく切り抜く方法をご紹介します。
Photoshopで写真の特定の色を変換・調整する簡単テクニック5

選択範囲を指定したら、「出力設定」より「出力: レイヤーマスク」とし、「OK」ボタンを押しましょう。こうすることで、人物にのみレイヤーマスクが適用されました。

Photoshopで写真の特定の色を変換・調整する簡単テクニック6

レイヤーマスクで切り抜いた人物レイヤーを複製し、レイヤーマスクを選択した状態で「右クリック」より「レイヤーマスクを適用」を選択します。こうすることで、レイヤーマスクに沿って画像が切り抜かれ、人物のみとなりました。

Photoshopで写真の特定の色を変換・調整する簡単テクニック7

人物のみとなったレイヤーをもうひとつ複製し、レイヤーの名前をレイヤーパネルの上からそれぞれ「人物」、「爆発」としておきます。

Photoshopで写真の特定の色を変換・調整する簡単テクニック8

「爆発」レイヤーを選択し、メインメニューより「フィルター」>「ゆがみ」を選択しましょう。表示されたワークスペース上で左から右方向にかけて、画像を少しずつゆがませていきます。このときに、「前方ワープツールベクトルマスクを追加」のブラシサイズ変更ショートカット[(サイズを小さく)と](サイズを大きく)を一緒に使うことで、より素早く作業を行うことができます。

Photoshopで写真の特定の色を変換・調整する簡単テクニック9

ブラシを使って人物をゆがませた様子がこちら。「ゆがみ」フィルターを活用することで、画像内の人気の領域を、まるで液体状に溶けてしまったような、ワープや乱流、渦のように仕上げ、画像を縮小・膨張させることができます。

Photoshopで写真の特定の色を変換・調整する簡単テクニック10

ではここから、今回の目玉となる爆発エフェクトを作成していきましょう。下準備として、「爆発」レイヤーを選択した状態で、メインメニューより「レイヤー」>「レイヤーマスクを適用」>「すべての領域を隠す」または、レイヤーパネル上で目的のレイヤーをOption/Altを押しながら、「ベクトルマスクを追加ベクトルマスクを追加」をクリックしましょう。

その一方、「人物」レイヤーはメインメニューより「レイヤー」>「レイヤーマスクを適用」>「すべての領域を表示」または、レイヤーパネル上で目的のレイヤーを選択した状態で、「ベクトルマスクを追加スポイトツール」をクリックします。

Photoshopで写真の特定の色を変換・調整する簡単テクニック10

爆発した様子は、無料ブラシ素材を使って表現します。あらかじめインストールしておきましょう。

「人物」レイヤーのレイヤーマスクサムネイルを選択し、ツールバーより「ブラシツールブラシツール」を選択したら、爆発ブラシを使い、描画色「黒(#000000)」で部分的にペイントしていきましょう。

無料爆発ブラシ

Photoshopで写真の特定の色を変換・調整する簡単テクニック11

ペイントするときのポイントとしては、「ブラシ設定」パネルを表示しながら、ブラシの向きやサイズを頻繁に変更しながらペイントすることで、より複雑でリアルな仕上がりを演出できます。

パネルが表示されていないときは、メインメニューより「ウィンドウ」>「ブラシ設定」より表示できます。

Photoshopで写真の特定の色を変換・調整する簡単テクニック12

ペイントが完了した様子がこちら。人物の右側から少しずつ砂状に消えてしまったような仕上がりに。

Photoshopで写真の特定の色を変換・調整する簡単テクニック13

「爆発」レイヤーの「レイヤーマスク」サムネイルを選択した状態で、先ほど同様にツールバーより「ブラシツールブラシツール」を選択し、今回は描画色「白(#ffffff)」でペイントしていきます。

ブラシの種類はもちろん、ブラシの向きやサイズを変更しながら、飛び散っているような仕上がりを目指します。

Photoshopで写真の特定の色を変換・調整する簡単テクニック14

爆発エフェクトを作成した様子がこちら。「ゆがみ」フィルターで作成した画像のおかげで、破片が画面全体に飛び散っても問題ありません。

Photoshopで写真の特定の色を変換・調整する簡単テクニック15

最終仕上げとして、不要にマスクされた部分をきれいにしていきましょう。

「人物」レイヤーの「レイヤーマスク」を選択したら、ツールバーより「ブラシツールブラシツール」を選択し、描画色「白(#ffffff)」のソフトブラシで、飛び散ってしまった不要な部分をていねいに消していきましょう。

Photoshopで写真の特定の色を変換・調整する簡単テクニック17

完成がこちら。いかがでしたでしょう、手軽にアッと驚く爆発デザインエフェクトを作成できました。背景からオブジェクトを切り抜くことができれば、さまざまなデザインに応用できるテクニックとなっています。

Photoshopの各種ツールを駆使した切り抜きテクニックと、いつその技を使うのがベストなのか、各サンプルと一緒にまとめてご紹介します。
Pic このテクニックのポイント

一見むずかしそうなデザインですが、「ゆがみ」フィルター機能と「レイヤーマスク」をうまく活用することで、比較的手軽にデザインを表現できます。爆発エフェクトを自由に表現できるブラシ素材もデザインのコレクションに追加しておくと良いでしょう。

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