日本でも展覧会が開催されるなど、人気の高いチェコの画家、アルフォンス・ミュシャ(Alphonse Maria Mucha 1860-1939)。
19世紀後半から20世紀はじめに活躍し、ベル・エポックと呼ばれる、パリがもっとも華やかで繁栄していた時代、アール・ヌーヴォーを代表する芸術家です。
この記事では、ミュシャの代表作「四季」や「黄道十二宮」、「夢想」などを含む、120枚以上の作品を無料ダウンロードできるFlikcrサイトを紹介します。
CC0ライセンスで商用利用もでき、クレジット表記も不要。
さらにプリント印刷もできる高詳細なパブリックドメインイラストとなっています。
アール・ヌーヴォーの代表画家 アルフォンス・ミュシャとは?
アルフォンス・マリア・ミュシャ(1860-1939)は、チェコのグラフィック・アーティスト、画家、イラストレーター。
しなやかな女性と美しいデザインでみせる劇場ポスターでよく知られています。
今からおよそ120年前、フランスのパリに住んでいたミュシャは、当時パリでもっとも有名な女優だったサラ・ベルナールの舞台ポスターを手掛けたことが、彼の人生を大きく変えるきっかけになります。
作成したポスターは当時の人たちに大好評を博し、一夜にして人気芸術家としての地位を不動のものとなったのです。
ミュシャは、「ミュシャ・スタイル」と呼ば様式装飾的な様式、広告、本の挿絵、絨毯、宝飾品、舞台装置のデザインまで幅広く作品を残しています。
代表作として「ジスモンダ」、「黄道十二宮」「四季」などが挙げられます。
無料ダウンロードできるミュシャの代表作
高解像度のミュシャの作品を120枚以上集めた、Flikcrオンラインコレクション Alphonse Mucha 124* High Resolution Paintings では、すべての画像を無料でダウンロードできます。
その中でもミュシャの代表作の一部をまとめています。
ミュシャが活躍した当時のフランスは、日本の浮世絵からうまれた「ジャポニズム」ブームの真っただ中。
ゴッホが浮世絵に影響を受けたように、ミュシャは浮世絵の構図、レイアウトをうまくデザインに取り入れたとされています。
たとえば、「線の魔術師」と呼ばれるミュシャの太い輪郭線や、繊細な装飾デザインはもちろん、自然をモチーフにするあたり、日本の「花鳥風月」にもつながります。
また、美しい華やかな女性を描いたミュシャですが、これも浮世絵の美人画と通じるものがあると言えるのではないでしょうか。
参考記事 : ゴッホの愛した日本の浮世絵アートコレクション500枚無料ダウンロード公開中
参考記事 : その数22万超!浮世絵を無料ダウンロードできる検索サイトがすごい ukiyo-e.org
春夏秋冬を「それぞれ女性として表現」した4枚の連作「四季」。
参照元サイトではこの他にも、素敵なミュシャの作品を見つけることができます。
世界中の美術館や博物館でもデジタル化、進行中
■ 著作権フリー画像1900枚を無料ダウンロード!国立国会図書館発のNDLイメージバンク
スティーブ・ジョブズも愛し、「昭和の広重」とも称される大正新版画の川瀬巴水は、165枚もの風景版画が高画質で公開されています。
■ パブリックドメインで無料!世界の名画600万枚をダウンロードできる美術館サイト21個まとめ【2023年版】
先日アップデートし、ダウンロードできる数は600万枚を超えました。
無料ダウンロードできるイラスト素材をお探しですか?
2018年の初投稿からアップデートを続け、現在104サイトを収集中です。
全て無料、本当は教えたくないフリーイラスト素材サイト104個まとめ【商用OK】
アドビだからストック素材サービスも ここまでクリエイティブ。
Adobe Stockは、アドビがクリエイターのためにつくったストックサービスです。写真やイラストなど高品質な素材が約3億点。無料素材も100万点。
検索、プレビュー、ライセンスの取得をPhotoshopから直接できるので効率の良さが抜群。
たくさんのAdobe Creative Cloudユーザーに選ばれているのには理由があります。
最初のひと月は素材が10点まで無料なので、気軽に始めてみませんか。
参照元URL : Alphonse Mucha 124* High Resolution Paintings | Flickr