ニューヨークにあるメトロポリタン美術館は、世界中の名作が集まる美術の殿堂。
ゴッホやモネの絵画はもちろん、エジプトの古代遺物や日本の浮世絵など、多彩なコレクションで知られています。
この美術館が、49万点以上の高解像度画像を無料でオンライン公開したのをご存じでしょうか?
しかも、商用利用も可能です。
19世紀のアメリカの実業家たちによるヨーロッパ美術の収集から始まったこのコレクションは、今や5000年の歴史を誇る文化財の宝庫に。
この記事では、そんなメトロポリタン美術館のオンラインコレクションの利用方法や、特に注目すべき名作をご紹介します。
自宅から世界のアートに触れられる貴重な機会を、ぜひお楽しみください。
メトロポリタン美術館が誇る49万点のアートが無料で手に入る
メトロポリタン美術館は、所蔵する49万点以上のアート作品を高解像度画像として公開しました。
すべて無料でダウンロードできるだけでなく、商用利用も可能という充実した内容。
美術館に行かなくても、名作を自宅でじっくりと楽しめます。
じつは近年、世界中の有名な美術館が、貴重なアート作品をデジタルアーカイブとしてオンラインで公開する動きを加速させています。
モナリザを所蔵するルーブル美術館が48万枚、名画の多いシカゴ美術館が5万枚、大英博物館はその数、なんと100万枚以上。
全部合わせると、600万枚以上の名画を無料ダウンロードできる計算です。
コレクションの多様さ:19世紀に始まった「世界の宝物集め」
19世紀のアメリカの実業家たちが、「世界中の芸術を一つの場所に集めよう」とヨーロッパ中の美術品を次々に購入したのが、メトロポリタン美術館の始まりです。
今やその収蔵品は、古代エジプトのミイラやルネサンスの名画、さらには日本の浮世絵まで、5000年にわたる歴史と文化を網羅する、壮大なスケールに成長しました。
特に日本の浮世絵は「まさかニューヨークにこんなにあるとは!」と驚くほど豊富で、日本美術ファンにとっても見逃せない宝の山です。
今やこの巨大コレクションが、クリック一つで自宅から楽しめる時代です。
ダウンロード方法:誰でも簡単にアクセス可能
メトロポリタン美術館のコレクションページで、作品名や画家名を入力し、詳細ページから「Download」ボタンをクリックするだけ。
「OA」と書かれたアイコンに加え、「Public Domain」と表示されていたら、無料ダウンロードでき、商用利用にも対応しているサインです。
ただし日本語非対応のため、英語での表記が必要という点にだけ気を付けましょう。
たとえば、「葛飾北斎」を検索したいときは、「Hokusai Katsushika」としたり、日本名になっている作品はWikipediaで原題をコピペするのがオススメです。
商用利用も可能:クリエイターに広がる無限の可能性
メトロポリタン美術館が提供するパブリックドメイン画像は、無料なうえに商用利用も可能です。
ゴッホやモネの名画をデザインの一部に取り入れたり、古代エジプトの神秘的な遺物をビジュアルの背景に活かしたり、作品に「本物のアート」を活かすことができてしまいますよ。
浮世絵を探したいときは、以下のサイトもおすすめです。
個人的に名画探しでよく利用するのは、国立国会図書館によるコレクション「NDLイメージバンク」。
1900枚と数は少ないですが、ジョブズが愛した川瀬巴水が170枚以上見つかります。
また同じプリント柄でも、日本の明治や大正時代にデザインされた和柄の図案も美しいですよ。
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