ノンデザイナーのための厳選デザインテクニックガイド25個

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海外デザインブログCanva Design School Blogで公開された「25 Epic Design Tips for Non-Deisgners」の著者より許可をもらい、要点をまとめて日本語抄訳しています。

 

 

ソーシャルメディア用のデザインを作成したり、イベント用の招待状をデザインしたりと、グラフィックデザインの世界はとても広く、多才な可能性を感じます。

 

 

フォントの組み合わせから、拡大縮小スケールしたり、デザインパーツを並べたり、余白スペースをつかったりと、デザインの世界はいくつもの要素から成り立っています。これからご紹介する25種類のデザインテクニックを利用することで、クリエイティブなデザイン過程におけるさまざまな問題を解決する手助けをしてくれるでしょう。

 

 

各項目で利用されているサムネイルイメージをクリックすることで、別リンクに移動し、デザインをカスタマイズすることもできます。

 

 

 

テクニック1

フォント書体数を制限しよう。

 

シンプルで効果的なグラフィックデザインを作成するために、読みやすいフォントを選びましょう。複数のフォント書体を利用することで読みにくくなるので、シンプルなフォントコレクションを利用するようにしましょう。

 

ここではさまざまなフォントスタイルを収録したAileronフォンを利用しており、シンプルでモダンな雰囲気を演出しています。

1-for_fonts_sake-1060x501

 

 

 

テクニック2

サイズを調整してみよう。

 

強調したいフォントやシェイプ、デザインパーツはうまくサイズを調整しましょう。

 

このテクニックを強調するには、ふさわしい配色を選び、サイズを拡大したときに見栄え良く見える書体を選んでいるか確認しましょう。以下のサムネイルでは、Ralewayフォントを利用し、「SCALE」という単語を大きくすることで、うまく強調することができています。

2-dont_be_scared_of_scale-1060x501

 

 

 

テクニック3

他デザイン要素との間隔に気をつけよう。

 

以下サムネイルでは、「Respect」という単語の文字間を狭くすることで、ぎゅっと圧縮したようなエフェクトを表現しています。文字間調整をおこなうことで、余分な空白をなくし、テキストを見栄えよく並べたり、開きすぎた単語の間隔を整えることができます。

 

読みにくくなるほど文字間をつめていないか確認しましょう、また文字同士が離れすぎていないかチェックするのを忘れずに。

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テクニック4

配色をかしこく利用しよう。

 

デザイン性を統一するために、同じ色合いの異なる色調を利用するようにしましょう。色付きの背景に文字を入力する場合は、コントラストの強い色合いを選びましょう。

 

以下サムネイルでは、明るい水色をテキストカラーに選ぶことで、深緑色の背景の上でもはっきりと読みやすく表示することができました。

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テクニック5

クリーンで、明確なデザインを心がけよう。

 

背景イメージの明るさを調整することで、グラフィックデザインのコントラストを強調しましょう。こうすることで文字テキストの色を背景から相殺し、より分かりやすく、読みやすくしてくれます。

 

イメージ写真の上には、白か黒の文字カラーを適用することで、切り抜き(英: Cut-out)エフェクトを実現することができます。

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テクニック6

フォントをコンテンツの印象に合わせよう。

 

コンテンツにあったフォント書体を選択しましょう。丸みのある書体は、通常フレンドリーな印象を与え、角張りのある、サンセリフ(英: Sans Serif)のような書体は力強い印象に仕上がり、セリフ系フォントはエレガントで洗練された雰囲気にピッタリです。

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テクニック7

行揃えで順序をつけよう。

 

細いラインやデコレーションパーツを加えることで、手軽に釣り合いの取れた(英: Symmetry)デザインを作成できます。以下ではデザイン全体の統一性を強調するために、左側に細いラインを取り入れました。

7-almighty_alignment5-1060x501

 

 

 

テクニック8

シンプルさを保とう。

 

色の基本原則を忘れずに、シンプルさを保ちましょう。コントラストの強い色の組み合わせを利用することで、文字をくっきりと表示し、読みやすくしてくれます。またメッセージにフレーム枠を追加することで、一体感のあるデザインを強調することができます。

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テクニック9

ページ複製マジックを活用しよう。

 

書類やプレゼンテーションのデザイン性を統一するもっとも簡単なテクニックは、ページを複製してから文字編集やイメージ写真の置き換えを行いましょう。

 

直線ラインやデコレーションパーツを適用することで、釣り合いのとれたデザインを表現することができます。

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テクニック10

クリエイティブなオリジナル性が大事。

 

他のリサーチや参照リンクをチェックするのと同じくらい、オリジナルグラフィックを作成するためにデザイン能力やスキルをみがくことが大事になってきます。他のみんなと同じ人気の書体や、フィルターなどを選んだり、トレンドを追いかけすぎず、ユニークで独自性のあるスタイルを心がけましょう。

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テクニック11

階層をうまく使いこなそう。

 

デザインの中でもっとも伝えたいメッセージを、ビジュアル的に強調するようにしましょう。デザインの色やサイズを変更することで、どのように階層が変化するのか確認することは、良いデザインの練習になります。

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テクニック12

調和のとれたデザインを目指そう。

 

グラフィックデザインではしばしば、他のデザイン要素とうまく調和のとれた直線ラインを加えます。フォント書体の太さとラインの太さがうまくマッチするようにしましょう。

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テクニック13

たまには目を休ませよう。

 

一日中仕事をするのも良いですが、これではクリエティブなアイデアは生まれてきません。たまにはゆっくりとした時間をつくり、デザインエネルギーと生産性をアップしてみましょう。

 

パソコン画面から目を離し、できるだけ遠くを見るようにしましょう。またみどり色のもの見ることでも、目の働きを良くしてくれます。

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テクニック14

同じフォント書体を利用しよう。

 

統一性のあるビジュアルを作成するもっとも簡単な方法は、首尾一貫とした同じフォント書体を利用することです。バラエティ豊富な書体を探して、デザインに利用してみましょう。

 

以下サムネイルではLibre Baskerville Boldフォントを利用し、細字と太字スタイル、イタリック斜体を利用しています。

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テクニック15

余白スペースを活用しよう。

 

各デザイン要素に余白スペースを用いることで、より魅力的なデザインに仕上げることができます。テキストボックスやイメージ画像、他のデザイン要素の周りに余白スペースを利用することで、読みやすくなるだけでなく、ぎっしりとつまったデザインに比べて、より魅力的に演出できます。

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テクニック16

デザイン前にリサーチしましょう。

 

作業に取り掛かる前にリサーチを行い、必要な素材が集まっているか確認しましょう。集めた情報や素材を利用することで、より考え抜かれたデザイン製品へと仕上がります。

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テクニック17

ムードボードを作成しよう。

 

Canvaの「フォト・コラージュ」機能を利用することで、お気に入りのイメージ写真やカラースォッチ、他のデザイン要素を使って、手軽な作業でムードボードを作成することができます。こうすることで、プロジェクト案件のメインカラーや採用するテーマに気付くことができるでしょう。

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テクニック18

他デザインを真似て、つくってみよう。

 

Canvaソーシャル・ストリーム機能や、お気に入りのデザインを探すことができるウェブサイトを使いましょう。利用されているフォントスタイルや、写真加工用フィルター、全体のレイアウトを真似して、自分のコンテンツに採用してみましょう。

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テクニック19

いま起きている問題に目を向けよう。

 

新聞のどの項目を読んでも構いませんので、自分の仕事に影響があるかもしれない出来事に、常に気を配りましょう。またSNSサービスのニュース系チャンネルをフォローすることで、アップデートされる最新情報にきちんと目を通したか確認することもできます。

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テクニック20

枠にとらわれない考え方をしよう。

 

クリエイティブな人たちは、通常考えつかないような、枠にとらわれない考え方をしています。自分のトピックテーマに、どこでも使われているありがちなアイコン素材などを利用するのは避けましょう。

 

リサーチやスケッチ、プリント印刷を行うことで、新しいオリジナルスタイルを見つけ、オーディエンスを驚かすことができるでしょう。

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テクニック21

コントラストが重要です。

 

コントラスト(英: Contrast)はデザインにもっとも取り入れたいパートのひとつです。写真加工用フィルターを利用して、イメージ写真のポジティブ/ネガティブスペースを強調してみましょう。

 

背景イメージに白または黒のレイヤーを半透明で重ねることで、最適なコントラストをつくりあげることができます。

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テクニック22

グラフィック作品を明るくしよう。

 

オーディエンスの注目をあつめる、ドラマチックでインパクトのあるグラフィックデザインを作成しましょう。利用している色がにじまないように、コントラストの強い色合いを選ぶことが重要です。

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テクニック23

ノートを携帯しよう。

 

電車に乗っているときや、仕事中だったり、まさに寝ようとしているときなど、アイデアは突然ひらめくことがあります。だからこそ準備しておくことが重要になってきます。

 

ひらめいたアイデアを絵にしたり、走り書きできるだけでなく、アイデアを保存しておくのにも役立つ方法のひとつです。

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テクニック24

試行錯誤してみよう。

 

人間は誰でも間違いを犯します、そしてその失敗から学んだ経験がもっとも重要になってきます。限界までデザインをブラシアップしましょう、このクリエイティブな作業には終わりがありません。

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テクニック25

完璧すぎない美しさを目指そう。

 

デザイン要素がうまく揃っているか、テキスト文字は読みやすいか、またコントラストや余白スペースをきちんと考慮しているのか確認してみましょう。

 

自分自身に言い聞かせるもっとも重要なポイントは、クリエイティブであり、ルールを壊すことで革新的で、新しいデザインアイデアをつくりだすスキルを磨くことです。

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さいごに、グラフィックデザインは飽くなき探究(英: Exploration)と、実験(英: Experimentation)によって生まれます。このデザインテクニックガイドを利用して、クリエイティブなデザインライフを送りましょう。

 

 

参照元リンク : 25 Epic Design Tips for Non-Designers – Canva Design School