気は早いですが、2010年も残すところおよそ3ヶ月半となりました。
上半期を振り返ることで、ウェブデザインも多くのテクニック、アイデアが利用されているように感じます。
今回は、現在のデザイントレンドに加え、これから利用機会の増えてきそうなトレンドを13個まとめたエントリー「Upcoming and OnGoing Web Design Trends of 2010」が、海外デザインブログ1st WebDesignerで公開されていたのでご紹介します。
これからウェブデザインを作成しようとしている方やウェブサイトやホームページをリニューアルしたいとお考えの方は、アイデア、インスピレーションの参考にしてみてはいかがでしょう。
詳細は以下から。
いま、そしてこれからのウェブデザイントレンド2010まとめ
1. 巨大なテキストやイメージを利用しよう
多くのウェブサイトは最近利用しているデザインのひとつが、巨大なフォント、タイポグラフィー、イメージ写真などをヘッダーにデザインしています。
これによってユーザー、訪問者の注目を集めることができ、インパクトのある印象を与えることができます。
さらにウェブサイトに個性、トーンを表現することも可能となります。
by Carsonified
2. カスタマイズされたタイポグラフィーを利用しよう
ウェブフォントの登場によってこれまでの平凡なテキストをデザイン性ゆたかなタイポグラフィーとして利用することができるようになりました。
日本語に関しては利用までに時間がかかりそうですが、ショッピングサイトやポートフォリオサイトなどのタイトル見出しなどに利用してみてもよいかもしれません。
by brizk design
by tap tap tap
3. 印刷用レイアウトを意識しよう
プリント、印刷媒体で利用されている、グリッドライン、飾りのあるセリフフォント、ダイナミックなイメージ写真などをウェブデザインで表現するケースが多くなっているようです。
レイアウトが通常のブログやホームページとは異なり、ユーザー、訪問者の注目を惹くことができます。
by Grid Based Web Design, Simplified
by Alan Rickman
4. CSS3、HTML5を活用しよう
CSS3とHTML5の登場によって、読み込み時間を速くしたり、よりよいナビゲーションを作成することができるようになりました。
CSS3では、これまであらかじめPhotoshopなどでの画像処理が必要であった角丸ボックス枠やテキスト、ボックスシャドウなどを簡単に設定することが可能。
HTML5に関しては、表示画面をカンバスに見立て、ダイナミックで自由度の高い動きなどを組み込むことができるようになっています。
by atebits
by example five
5. インパクトのある背景デザインをつかおう
最近の傾向として、背景デザインに継ぎ目のない背景パターンやテクスチャ素材などを利用、レイアウトしているウェブサイトをよく見かけます。
モダンでオシャレに見えるだけではなく、ホームページやウェブサイトのデザインコンセプトをより鮮明に表現することができます。
by odosketch
by Duirwaigh
6. スマートフォンに対応したウェブサイトを作成しよう
私たちの周りにも利用している人の多いiPhoneなどのスマートフォン携帯。
モバイル端末で表示した場合に、パソコン表示とは異なるシンプルでわかりやすく表示することで、より閲覧に関するユーサビリティを向上することができるのではないでしょうか。
by H&M
by Alex Buga
7. すくない情報はシングルページにまとめよう
「掲載する情報、事項が少ないけど、会社のサービス情報などをまとめておきたい。」
このような場合は、何ページにも分けてレイアウトせずに一つのシングルページにまとめてみましょう。
さらにグリッドデザインを一緒に利用することで、テキスト、イメージ写真をシンプルに整理することができ、効果的にユーザーに情報を伝えることが可能となります。
by Respiro Media Design Agency
by Jason Reed
8. ミニマルデザインでクリエイティブに
数年前まで画面にびっしりと表示されていた複雑でごちゃごちゃしたデザインの変わりに、余白スペースをたっぷりと使ったシンプルでミニマルなデザインコンセプトが最近のトレンドとなっています。
クリーンな印象はもちろん、エレガントで、印象に残りやすいクリエイティブなデザインを作成することができるのではないでしょうか。
by finch
by chengis.me
9. グリッドラインを使ってマルチカラムにレイアウトしよう
グリッドラインを利用したウェブサイトはすでにたくさん公開されていますが、このシステムを応用し、ページを表示したパソコンの解像度に応じてレイアウトの変化するリキッドレイアウトが利用されるようになっています。
画面全体にまとめてコンテンツを表示することで、ユーザーが直感的にコンテンツを選択することができます。
以前のエントリー「グリッドを使ったウェブレイアウトのデザイン方法&具体的サンプル」なども参考にしていただくとよいかもしれません。
by 新ヤマハ銀座ビル
10. オリジナルのイラストやアイコンをレイアウトしよう
ウェブサイトのデザインを制作する際、ユーザーの気を惹くことが必要となります。
会社のコンセプトにあわせてデザイン制作するのはもちろんですが、最近はイメージ写真の代わりにオリジナルのイラストやアイコンなどを利用するケースが徐々に増えています。
by Skype
by Forrst
11. ソーシャルメディアを活用しよう
最近のウェブサイトでよく見かけるtwitterやfacebookなどのソーシャルメディア用アイコン。
日本だけに限らず世界中の人たちとつながることのできるツールでもありますので、疲れない程度に登録しておくとよいかもしれないですね。
by Old Loft
12. 紹介文(イントロダクション)をレイアウトしよう
興味のある内容を書いている著者、ライターに興味を持つことありませんか。
より安心してウェブサイトを閲覧してもらうためにも、ヘッダーなどに紹介、あいさつテキストなどをレイアウトしておくとよいかもしれません。
by Zach Klein
13. ポップアップ、ライトボックスをより活用しよう
LightBoxなどのポップアップページにはテキストだけでなく、イメージ写真や動画、購入ボタンなどをレイアウトすることが可能です。
シンプルでユーザーや訪問者に情報を的確に伝えることができ、今後さらに利用されていくのではないでしょうか。
by Frespiration
by Digg
by istockphoto
2010年1月終わりに公開した以下のエントリーの流れを引き継いで、応用したテクニックやアイデアが多いように感じます。
よろしかったらこちらも一緒に合わせてどうぞ。
2010年に流行しそうなウェブデザインのトレンド大予想&具体例
[参照元 : Upcoming and OnGoing Web Design Trends of 2010 – 1st WebDesigner]