「おしゃれなデザインにしたいけど、フォントって何を使えばいいのか分からない。」
センス良く見せたい。でもフォントを変えただけで一気にダサくなったり、雰囲気が崩れたり…。
デザインの印象を大きく左右するのが、“フォント選び”です。
種類はたくさんあるけれど、どれを選べば“正解”なのか悩むこと、よくありますよね。
そんなときこそ頼りになるのが、世界中のプロが長年使い続けてきた“定番フォント”たち。
しかも、最近のアップデートでこれらがすべてAdobe Fontsで無料&商用OKで使えるようになったんです。

フォント選びで迷ったら、“定番”から始めよう
HelveticaやFutura、DINといったフォントには、ただ「おしゃれ」なだけではない、視認性・信頼感・デザイン性のバランスが取れた“機能美”があります。
多くのブランドロゴや公共サイン、雑誌・ポスター・UIなどで使われてきたこれらのフォントは、まさに世界標準のデザインパーツ。
迷ったときは、まず“外さない”定番から。これがいちばんの近道です。
まずは覚えたい!欧文定番フォント8選
どれもプロの現場で定番とされるフォントばかり。
しかも今は、Adobe Fontsからすぐに無料で利用可能なんです。
1. Helvetica(ヘルベチカ)
クセがなく、どんな場面でも自然に馴染む超定番フォント。ニューヨークの地下鉄サインや、Appleの旧ロゴでも使用されていました。
🧠 豆知識:Helveticaはラテン語で「スイスの」という意味。スイス生まれのこのフォントは、“中立”で“信頼感”を与えるために生まれました。

2. Futura(フーツラ)
幾何学的でモダン、ミニマルな印象が特徴の未来志向フォント。
Adidasのロゴや、スタンリー・キューブリック監督の映画『2001年宇宙の旅』のポスターにも使用されています。
🧠 豆知識:1927年に登場したにもかかわらず、Futuraという名前は「未来」を意味するラテン語から。未来っぽいのに100年近く前の書体なんです。

3. Avenir(アベニール)
柔らかな丸みとスマートな骨格をあわせ持つ洗練フォント。
“未来”を意味する名前の通り、バランス感覚に優れたモダン書体です。
🧠 豆知識:デザイナーは有名なAdrian Frutiger。晩年、「今の技術で理想の幾何学フォントを作りたい」と願って生まれたのがAvenirです。

4. Proxima Nova(プロキシマ・ノヴァ)
「FuturaとHelveticaの間くらい」を狙って作られた、Web時代の定番フォント。
入力するだけでどこかスタイリッシュでおしゃれな見た目になるので、ここぞというときに。

5. DIN(ディン)
数字や記号が美しく、読みやすさに特化した工業系フォント。
もともとはドイツの工業規格で使われていた技術用フォントです。
🧠 豆知識:DINは“Deutsches Institut für Normung(ドイツ標準化協会)”の略。つまり国の公式スタンダードとして設計されたフォントなんです。

6. Gotham(ゴッサム)
誠実で親しみやすく、でも力強い印象のアメリカンモダンな書体。
オバマ元大統領の選挙キャンペーンで「Change」と共に大きく使われたことで一躍有名になりました。
🧠 豆知識:ゴッサムはニューヨークの建築物に彫られた文字から着想を得て作られました。モダンなのにどこか“街っぽさ”があるのはそのせい。

7. Franklin Gothic(フランクリン・ゴシック)
重厚でどっしりとした印象のクラシック・アメリカンフォント。
20世紀初頭から新聞・広告で広く使われてきました。
🧠 豆知識:名前の“フランクリン”はアメリカの建国者ベンジャミン・フランクリンにちなんで付けられています。誠実さと強さの象徴です。

8. Avant Garde(アヴァンギャルド)
幾何学的でアート色の強い、個性派フォント。
もともとは前衛的な雑誌「Avant Garde」のロゴのために作られた書体です。
🧠 豆知識:実際の本文用ではなく、ロゴや見出しなど「魅せるため」に生まれたフォント。使いどころを間違えると一気に読みにくくなることも。

Adobe CCユーザーなら、ぜんぶ無料で使えます
これらの定番フォント、以前は個別購入や限定ライセンスが必要だったものも多く含まれます。
ですが、いまではAdobe Creative Cloudに加入していればすべて無料で利用可能に。
しかも商用OK。クライアント案件でも安心して使えます。
📌 Adobe Fontsリンクまとめ
もっと探したいあなたへ
今回紹介したのは、あくまで“はじめの一歩”。
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もう「どれ使えばいい?」で迷いません。
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