人気デザイナーが明かす!カラー配色の秘密テクニック10個まとめ

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海外デザインブログCanva Design School Blogで公開された「10 Color Inspiration Secrets Only Designers Know About」の著者より許可をもらい、要点をまとめて日本語抄訳しています。

 

 

ブランドやサービスを認知してもらうために、特定の色合いを利用することでさまざまな感情や反応を引き起こすことができます。色を選ぶだけの単純な作業のように見えますが、全体のデザインを良くも悪くもしてしまいます。実際、色にデザインや文字テキストなどの要素を一緒に加えることで、ブランド認知力をよりアップしてくれます。

 

 

現在では合成色素(英: Synthetic Pigments)を用いることで、限定されたカラーパレット以外だけでなく、合計1600万色もの色の組み合わせがあり、その中でも800万色には固有の名前が付けられています。利用できる色の数は増えた一方、利用したい色を選択する作業はより複雑になっています。

 

 

今回は、高品質なデザイン素材の販売で知られるCreative Marketの人気デザイナーに聞いた、配色を選ぶときのテクニックやポイントを10個まとめてご紹介します。これからのプロジェクトに利用、応用してみてはいかがでしょう。

 

 

 

詳細は以下から。

 

 

 

テクニック1

きれいな配色の写真を利用しよう。

 

Make Mediaを手掛けるデザイナーCallie Hegstromは、気に入った配色の写真を撮影し(たとえば花や夕日など)、それらをそのままPhotoshopやIllustratorで読み込みます。

 

お気に入りの配色の写真から色を直接選ぶことができ、素早く、手軽に、効果的なカラーパレットを作成することができます。Photocopaのようなツールを使えば、より作業が簡単になるでしょう。手持ちの写真をウェブ上にアップロードするだけで、写真に使われている色合いをHEXコード別に解析してくれます。

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テクニック2

カラーサークルを利用しよう。

 

フランスの画家、マルク・シャガール(Marc Chagall)は色の組み合わせに関して、とても有名な言葉を残しています。

 

全ての色の隣人は友達で、反対側は恋人です。

All Colors are the friends of their neighbors and the lovers of their opposites.

 

この場合、「友達(Friends)」は12色に分かれたカラーサークルの類似色(英: Analogous Colors)を表します。「恋人(Lovers)」は、カラーサークルの反対側にあたる補色(英: Complementary Colors)を表しています。

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バンクーバーを拠点に活動するCultivaed MindのCindy Kinashは、「水彩絵の具で花をペイントするとき、類似色(英: Analogous Color)は影を表現するのにピッタリです。」と説明しています。以下の作品では、明るい青色に暗めの青と紫色を使い、奥行き感を表現しています。

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これはどのようなデザイン作業にも応用することができるテクニックのひとつで、類似色を使うことで配色を合わせやすくなります。また色を選ぶのが苦手な人は、Adobe’s Kulerなどのオンラインカラーツールを利用してみることで、作業時間の短縮にもつながります。

 

 

 

テクニック3

インテリアデザインを参考にしよう。

 

他のデザイン分野でも、色の選択には共通した問題があります。たとえばインテリアデザイナーは、壁紙やデコレーション、配色をうまくブレンドすることで、調和した部屋を作りあげます。

 

MyCreativeLandのイギリス人デザイナーElena Genovaは、鍵となるいくつかのアドバイスをくれました。「グラフィックデザインにも応用できるインテリアデザインのルールがあります。60%の主調色(英: Dominant Color)に、30%の等和色(英: Secondary Color)、10%のアクセントカラー(英: Accent Color)です。もし4色利用したいときは、等和色(英: Secondary Color)を半分に分けましょう。」

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他のクリエイティブな分野を掘り下げることで、新しい基本となるルールを知ることで、配色に新たな可能性を見つけてくれます。美しい色を利用した部屋や建物などにも目を向けることで、新しい配色やカラーリングを探してみましょう。

 

 

 

テクニック4

後から使える配色は保存しておこう。

 

デザインショップオーナーNicky Laatzは、あとから利用できるように、どのようにカラーパレットを保存しているのかシェアしてくれました。

 

「好みの色をつかった写真や絵を見たら、あとから使えるようにスクリーンショットを撮るか、Pinterestで保存ピンしておきます。よい配色が必要なときに、これまで保存したイメージ画像をインスピレーションの参考にしています。」

 

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コンテンポラリーデザインや、歴史的作品、オンラインページから印刷物などあらゆるものから、配色のインスピレーションを探してみましょう。

 

Nicky Laatzは、Pinterestプロフィールに魅力的な配色をあとから使えるように保存しています。関連した色使いなども一緒にまとめているので、すぐにデザイン作業で利用することができます。

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テクニック5

Pantoneカラーブリッジを利用しよう。

 

デザイナーCallie Hegstromは、Pantoneカラーブリッジを利用して色を決める、昔ながらの方法を今も採用しています。スクリーンカラーだけに頼らず実際に色を手にとり、確認できるのも魅力のひとつです。またクライアントが特定の色を指定してきたときや、サンプル色を確認したいときにも役立ちます。

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Pantoneカラーブリッジの良い点は、HEXカラーコードも一緒に記載されているので、コーディング作業にもそのまま応用することができます。またプリント印刷を行うデザイナーにとっても、仕上がり具合を確認できるというメリットもあります。

 

 

 

テクニック6

自然の中から色を見つけよう。

 

自然をテーマにした配色は好まれ、風景や葉っぱ、フルーツなどすべてのものは、色に関するインスピレーションになるでしょう。南アフリカを拠点にデザインを行うCO-OPのGaryの作品には、南アフリカの美しい自然に影響されたデザインが数多くあります。

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オンラインでインスピレーションを探したり、他のデザイナーの作品やオンラインでインスピレーションを探すだけでなく、散歩してみるだけでも新しいデザインアイデアが生まれるかもしれません。

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テクニック7

3、4色にまとめよう。

 

デザインを行うときは、使う色を3色に押さえることでグラフィックをクリーンに見せ、やり過ぎになりません。また3色以上を利用するときは、メインカラーのトーンを落とすことで、組み合わせやすい色合いになります。

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デザインにはまってしまい、うまくいかないときは、利用している配色からいくつかの色を減らし、理想的な3色使いを試してみてはいかがでしょう。

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テクニック8

トピックの雰囲気に色を合わせよう。

 

デザイン制作で描こうとしているトピックをよく検討してみましょう。それはスポーツ関連ですか、それともファッション、美容関連、またはビジネス関連ですか?これらをスタートに、どのような雰囲気やムードを表現したいのか考えていきます。

 

Graphic Boxを運営するSalomeは、作業をはじめる前にラフな色のテーマを決めることが大切だと語っています。たとえば「ロマンチックなむらさき色」や「かわいいピンク色」といった具合です。

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正しい色選択をできるようになる、もうひとつのテクニックは、それぞれの色の持つ強みや効果を色の基本原則から学ぶ方法です。心理学的な考え方や、無意識のうちに人が感じる色の作用などを知りましょう。意図や理由付けのある色の選択は、より効果的なデザインに仕上がります。

 

 

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テクニック9

Pinterestでカラーパレットを探そう。

 

Pinterestでは世界中のクリエイティブな人が集めた、カラーパレットのコレクションを見つけることができます。Vintage Design Co.のIan Barnardは、「海岸、ビーチ」に関連するデザインを作成するときは、「Summer Color Palette」と検索して、そこからひとつの配色を選びます。

 

 

以下は「Summer Color Palett」で検索した結果です。もっとも良い点はインテリアやファッション、グラッフィックなどさまざまデザイン分野から、さまざまな色のインスピレーションを得ることができます。

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テクニック10

色好きのためのサイト、COLOURloversを利用しよう。

 

世界中で370万人以上のユーザーが、作成した配色やカラーパレット、パターンなどを共有しているウェブサイト、Colourlovers。カテゴリーから目的の色を探すことができるだけでなく、トレンドカラーを知るのにも最適なツールのひとつです。

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おわりに、、。

 

色の使い方によってデザインは美しくもなり、台無しにもなり、すべては自分自身の選択次第です。色合いの意図的な使い方を注意深く検討することで、最適な色を選ぶことができるでしょう。良い配色は良いデザインへと誘導してくれることが多いので、今回ご紹介したテクニックを役立ててみてはいかがでしょう。

 

 

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参照元リンク : 10 Color Inspiration Secrets Only Designers know About – Design School Canva