[fancy_box]海外デザインブログDesignModoで公開された「Designing a Truly Delectable Restaurant Website」の著者 Carrie Cousinsより許可をもらい日本語抄訳しています。[/fancy_box]
食べものに関連するデザインプロジェクトは、しばしば制作に困ってしまうケースも多いのではないでしょうか。たとえば、美味しそうな料理の写真を撮影するのはむずかしい作業ですし、どやって美味しそうな食事の匂いをどのように伝えることができるでしょう。
制作時にポイントを押さえておくことで、レストランやカフェなど飲食系ウェブサイトをより魅力的に仕上げることができます。使いやすいサイトを作成することが大前提で、ユーザーがお腹を減らし、店に到着する前にすべての情報を確認できることが、最終的な目的となります。今回は、飲食系ウェブサイト制作で気をつけたいポイント10個をまとめてご紹介します。
詳細は以下から。
飲食系Webサイト制作で気をつけたい10個のポイントまとめ
ポイント1 美味しそうな写真を用意しよう
まずはじめにもっとも簡単そうにみえて、なかなか大変な作業になるかもしれません。特に美味しそうな料理の写真を撮影することはむずかしく、プロのカメラマンの力が必要かもしれません。
美しく撮影された食欲をそそる写真と、撮影スキルの低い写真とでは大きく異なり、最悪の場合Webサイト全体のイメージを壊してしまうことにもなりかねません。
色のうすい、またはカラフルな食器を用いましょう。照明がポイントになり、イメージ写真全体が明るくなるように心がけましょう。量の少ない料理では、大きな器や皿を利用することで見栄えを良くすることができます。野菜は特に見た目をアップしてくれ、色数を増やすだけでなく美味しさを引き立ててくれるでしょう。
ポイント2 メニュー表を作成しよう
実際に外で食事をしようとすると、ユーザーは訪れるお店にどのようなメニューがあるのか、事前に確認することも多いでしょう。ウェブサイトに対応したメニューを作成することが必要になってきます。(PDFのメニュー表を公開する以外の方法で。)
メニュー表を作成するときは、インタラクティブでユニークな仕掛けも同時に考えてみましょう。ユーザーの食欲をそそることを考え、料理の簡単な紹介やイメージ写真、値段も一緒に記載しておくと良いでしょう。
メニューを定期的にアップデートすることもお忘れなく。もしユーザーがレストランに到着したときに、そのメニューを取り扱ってないと知ったらがっかりしてしまうでしょう。
ポイント3 所在地を記載しよう
Googleマップを代表する地図ツールを、ウェブサイトに導入しましょう。住所はもちろん、モバイル端末でも利用可能なマップツールが重宝するでしょう。特に外出時には、どのくらいでレストランまでかかるのか確認でき、より快適なユーザー・エクスペリエンスを実現します。
ポイント4 オンラインサービスを活用しよう
使い勝手のよいWebサイトを作成するのが成功への鍵となります。ユーザー・フレンドリーなツールを導入することが、ユーザーの手助けとなるでしょう。たとえばオンラインから注文や配達を指定できたり、オンライン予約ができたり、お店のイベント予定をカレンダーから確認できると良いでしょう。
どのツールも簡単に見つけられ、利用できることが条件となります。すべての情報をスッキリとまとめることで、売上の改善にもつながります。オンラインツールを導入するメリットとしては、ゼロからサービスを作成する必要がないという点です。数多くのオンラインサービスが展開されているので、サイトに見合ったツールを選びましょう。
ポイント5 魅力的なコンテンツを増やそう
ユーザーが訪れて楽しくなるサイト作りを心がけましょう。お店に関連する情報を加えることで、ユーザーのウェブサイトでの滞在時間を増加させることにつながります。
レストランやカフェの歴史を紹介したり、お店の目玉メニューが完成するまでのストーリーを公開してみましょう。またレストランの受賞歴などもリストアップしましょう。ブログコンテンツやギャラリー用ショーケースを追加し、ユーザーがサイトに戻ってきたくなるコンテンツを増やすことも大事になってきます。
ポイント6 コンテンツを盛りあげよう
お店の雰囲気にあったカラー配色を心がけましょう。多くのレストランWebサイトでは明るく、快活な色使いが好まれます。たとえば赤色は、ユーザーの食欲を刺激する色として知られています。そのため飲食関連のプロジェクトには、赤色が使用されているケースが多くあります。他にもお店のブランドカラーを考慮した、カラーパレットを利用してみましょう。
また提供する料理との色によるコラボレーションを考慮しましょう。コントラストを強くすることで、料理をより魅力的にし、背景を際立たせることができます。
ポイント7 モバイル端末に対応しよう
ユーザーフレンドリーな飲食系Webサイトは、あらゆる端末で表示できることが重要になってきます。画面幅に応じてレイアウトが切り替わるレスポンシブデザインや、機能を最小限に押さえたモバイルバージョンは必須です。たとえばあなたが外出していて、食事できる場所を探しているとしましょう。こんなとき、モバイル端末でばっちり表示されるWebサイトは魅力的と言えるでしょう。
メイン機能となるオンライン注文やメニューなどが、モバイル端末でも正しく表示されるのを確認しましょう。また同時にGoogleマップなど、必要最低限の機能も重要となるでしょう。
ポイント8 ソーシャルメディアを活用しよう
ソーシャルメディア系ツールを利用することで、よりユーザーが興味を惹くきっかけとなります。大きなレストランなどでは、サービス内容や特別イベント、クーポンなどをソーシャルメディアを通じて発信しています。
通常レストランを訪れるユーザーは、興味を引かれたところで食事をする傾向があります。ユーザーがFoursquareなどのチェックインツールを利用する手助けをすることで、口コミが広がりやすくなります。
特にソーシャルメディアを通じて、特別割引やクーポンを発行することでよりシェアされやすくなります。実際に食事をした人の口コミほど強力なツールはありません。料理を撮影したフォトギャラリーを作成し、実際にユーザーが食事している写真などを追加していきましょう。(Instagramのような写真加工も効果的です。)
ポイント9 口コミサイトを活用しよう
あなたのレストランやカフェを評価、口コミするオンラインツールへのリンクを追加しましょう。Yelp(日本では食べログなど)などを導入することで、ユーザーは見慣れたフォーマットでお店の評価を確認することができるでしょう。
もうひとつの方法として、ユーザーのレビューを掲載する方法です。よく訪れるユーザーにインタビューを行い、お店の魅力について語ってもらうことで、はじめてのユーザーが訪れる動機づけにもなります。
ポイント10 基本情報も忘れずに
レストランやカフェの現住所や営業時間、お問い合わせフォームなども基本的な情報は、見つけやすい場所に配置しましょう。また予約が必要だったり、ドレスコードがある場合なども記載しておくことと良いでしょう。ユーザーがフィードバックしやすいように問い合わせフォームを追加したり、プロモーションや特別割引情報をお届けするメールマガジンへの登録を促すことも有効でしょう。
さいごに、。
レストランやカフェなど飲食店に関する、デザインプロジェクトは複雑になりがちです。しかし正しいプランニングト設計は、ポイントを押さえることで難しくはありません。ユーザーの使いやすさを考慮し、上記でまとめたポイントをうまく採用することが重要になります。
配色やイメージ写真を活用しながらサイトの使いやすさを考えて設計したり、ユーザの位置情報を示すジオロケーション・ツールが、デザインプロセスにおいて重要な課題となるでしょう。みなさんも素敵な飲食系Webサイトを作成してみてはいかがでしょう。
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参照元リンク : Designing a Truly Delectable Resturant Website – DesignModo