元・任天堂デザイナー前田高志さんとクリエイティブを楽しむオンライン集団、前田デザイン室が公開した素材ダウンロードサイト「DOTOWN(ドッタウン)」が話題となっています。
解像度をできるだけ低くし、可能な限りシンプルな表現を目指した粗いドット絵、「粗ドット」PNG素材およそ700点が公開されています。
粗ドット素材は、誰でも無料でダウンロードでき、クレジット表記なしで商用利用にも対応しています。
粗ドット素材を無料ダウンロードできる「ドッタウン」
ドッタウンは、2月2日にできたばかりの粗ドット素材ダウンロードサイトで、食べ物や乗り物、人物、動物や生きもの、建物、植物、季節やイベントなどにカテゴリ分けされており、現時点でおよそ700個のかわいい素材が揃います。
\🎊素材サイトDOTOWN公開中🎊/
ちょっと粗めのドット絵
通称「#粗ドット」がダウンロードできる素材サイト
『#DOTOWN』が2/1から公開になりました🎉様々な方がお楽しみいただける
ちょっとだけ遊びゴコロのある素材に出会えます
↓↓↓↓↓https://t.co/cn0I4EBKNK#前田デザイン室 pic.twitter.com/EupUjHoiFy— 前田デザイン室 (@MaedaDesignRoom) February 2, 2022
「生きもの」カテゴリーには、うんち猫などユニークなものも。
「スポーツ」カテゴリーには、サーファーやスケートボードなどの横乗り系も。
「植物」カテゴリーには、色鮮やかでカラフルなアイテムが揃います。
「季節・イベント」カテゴリーには、季節ごとのイベントに合わせた汎用性の高そうな素材がずらり。
ファミコン世代だけでなく若いひともかわいいと惹かれるドット絵を、可能な限り低い解像度で、究極に抽象的な表現を目指した「粗ドット」は、まさにゲームグラフィックの「逆進化」。
通常のドット絵は、縁取りや影のドットを用いて素材の形をわかりやすく構成しています。一方で粗ドットは、ドットの数が少ないため、縁取り・影はありません。1つ1つのドットの色と配置のみで何であるかが一目でわかるように作っています。
これはゲームグラフィックにおける「逆進化(=究極の抽象化)」と言えます。
粗ドットを実際に使った使用例ページも公開されており、レトロテイストなどインスピレーションとして閲覧するだけでも楽しいものばかり。素材を利用する・探すだけの単なる素材配布サイトではなく、訪問するのが楽しくなってしまう「おもろ!たのし!いいな!」なサイトを目指しているそう。
もともとこのプロジェクトは、「前田デザイン室のInstagramを盛り上げたい」というメンバー発案が前身で、ドット絵(粗ドット)をみんなで作って少しずつ公開していくことに。どうせやるならとことんの精神で、「このドット絵を使って、将来的にはダウンロードサイトを作ろう!」と前田さんが提案したそう。
粗ドット素材は、オープン以降も順次公開予定となっており、無料かつクレジット表記不要で商用でも利用できます。便利オンラインツールとしてブックマークしておくと良いでしょう。