フォトショップで官能的な光沢リップを手に入れる方法【昭和レトロ】

このPhotoshopチュートリアルでは、くちびるをツヤツヤで光沢感たっぷりに加工するテクニックをご紹介します。

まるで昭和の古い音楽レコード盤のカバー表紙に使われていそうな、どこか官能的でレトロな雰囲気が特長の写真エフェクトです。

ずばりポイントは、ぼかしフィルターの描画オプションを個別に設定すること。

慣れてしまえば作業は3分とかかりません、詳しく見ていきましょう。

加工前
加工後

1.星ブラシでキラキラ感をアップしよう

レイヤーパネルの右下にあるレイヤーアイコン 新規調整レイヤー をクリックし、新しいレイヤーを一番上に作成します。

無料ダウンロードできるブラシ素材より、星ブラシを見つけてインストール(今回はこちらを利用)したら、ツールバーより「ブラシツール」を選択し、描画色「白(#ffffff)」でチェーンの一部を数回クリックし輝かせましょう。

やりすぎないのがリアルに魅せるコツですよ。

2.グラデーションマップでセクシーに

再びレイヤーパネル右下の「調整レイヤーを新規追加」 新規調整レイヤー をクリックし、「グラデーションマップ」を選択。

プロパティパネルのグラデーションをクリックしたら、左から「#141414」、「#5a211a」、「#fec045」、「fee42f」のカスタムグラデーションを作成します。

「新規グラデーション」ボタンを押せば、作成したグラデーションを保存しておくこともできる

「グラデーションマップ」レイヤーの描画モードを「覆い焼き(リニア)- 加算」とし、不透明度を「60%」ほどに下げます。

レイヤーパネルですべてのレイヤーを選択(Shiftを押しながらクリック)したら、Ctrl + Alt + Shift + E(Mac: Command + Option + Shift + E)をクリック。

新しくすべてのレイヤーを結合した新しいレイヤーが作成されるので、レイヤーパネルで選択したら右クリックで「スマートオブジェクトに変換」しておきましょう。

すべてのレイヤーを結合しながら、元のレイヤーも残したいときに便利なショートカット。

メインメニューより「フィルタ」>「ぼかし」>「ぼかし(ガウス)」を選択したら、全体がぼやけるくらいに調整します。今回の画像サイズ(3000x3000px)では28pxほど。

3.描画モードをフィルタ別に適用しよう

このテクニックさいごにして最大のポイントがここ。

先ほどすべて結合したレイヤーをスマートオブジェクトにしておいたため、適用した「ぼかし(ガウス)」フィルターをさらに個別に調整可能になっています。

横に表示されているアイコンをダブルクリックし、「ぼかし(ガウス)」の描画モードを「カラー比較(明)」、不透明度「50%」にしたら完成です。

フィルターの描画モードを個別で調整するのがカギ
どこか昭和レトロな雰囲気に

完成はこちら

わずかな手間でツヤ感のあるくちびるに仕上げることができました。光沢感が欲しいときに活用したいテクニックです。

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