今回はシルエットからダイナミックな光が差し込む方法をご紹介します。これを覚えれば自分のデザインしたロゴを使ってデザインすることも簡単にできます。フォトショップの「フィルタ機能」を使うことによって、ユニークなライティング効果を得ることができますよ。
STEP 1
メインメニューよりファイル>新規を選択し、ドキュメントを開きます。
このチュートリアルでは、カンバスの大きさを800x800pxの72px/inchとします。
まずレイヤーパレット上の「背景」レイヤーをダブルクリックし、ロックを解除します。
次にメインメニューより「レイヤー」>「レイヤースタイル」を選択し、「グラデーションオーバーレイ」を以下のように設定して背景を塗りつぶします。
STEP 2
新しいレイヤー「雲」を作成し、描画色「白」(#ffffff)、背景色「黒」(#000000)とした状態で、メインメニューより「フィルタ」>「描画」>「雲模様1」を適用します。
続けてレイヤーの描画モードを「乗算」、不透明度「60%」とします。
STEP 3
「雲」レイヤーを複製し、メインメニューより「フィルタ」>「ぼかし」>「ぼかし(放射状)」を以下の様に適用します。
STEP 4
「背景」レイヤーを複製し、すべてのレイヤーの上に配置します。このときに「グラデーション ライト」と名前変更しましょう。
次に、レイヤースタイルを以下のように設定し、レイヤーの不透明度を「70%」と設定します。
STEP 5
ツールボックスより「シェイプレイヤー」を選び、「王冠4」を選択します。見つからないひとは「シェイプの読み込み」>「オブジェクト」を追加すると選択することができます。描画色を「黒」(#000000)とし、図形を描きます。このときShiftキーを押しながら描くときれいな形になります。
続けて、シェイプレイヤーを右クリック>「レイヤーをラスタライズ」を適用します。
メインメニューより「レイヤー」>「レイヤースタイル」を選択し、以下のように適用します。
STEP 6
新しいフォルダ「ライト」を作成し、そのフォルダ内に新しいレイヤーを作成します。
ツールボックスより「楕円形選択ツール」選択し、小さな円を「王冠シルエット」の下に描きます。
メインメニューより「編集」>「塗りつぶし」を選択し、描画色「白」(#ffffff)で塗りつぶします。
再びメインメニューより「編集」>「変形」>「ワープ」を選択し、「王冠シルエット」の一部分を囲むよう(図を参照)に変形します。
ツールボックスより「ペンツール」を選択し、描画色「白」(#ffffff)で光の差し込み部分となるラインを図のように描きます。レイヤーはひとつずつ分けるようにし、今回は合計4つの「ライン」レイヤーが完成しました。
STEP 7
STEP 6で作成した「ライン」レイヤーをひとつ選択します。続けてレイヤーを右クリック>「レイヤーをラスタライズ」を適用します。この動作を「ライト」フォルダ内のすべてのレイヤーに適用します。
次にメインメニューより「フィルタ」>「ぼかし」>「ぼかし(ガウス)」を選択し、それぞれ違う値を適用します。
STEP 8
「ライト」フォルダの描画モードを「覆い焼きカラー」とします。
続けて下部分に配置してある「ライン」レイヤーを複製し、やや真ん中に移動させます。
STEP 9
「シルエット」レイヤーの上に新しいレイヤー「反射」を作成します。
ツールボックスより「楕円形選択ツール」を選択し、小さな円を選択します。
メインメニューより「編集」>「塗りつぶし」を選択し、描画色「白」(#ffffff)で塗りつぶします。
「反射」レイヤー上で、メインメニューより「フィルタ」>「ぼかし」>「ぼかし(ガウス)」を以下のように適用したら完成です。
完成
いかがでしたでしょうか。今回は最後に適当な文字を「Century Gothic」で書き、ロゴを載せています。STEP 5でシェイプレイヤーを選択し、シルエットを描きましたが、オリジナルデザインのロゴでも同じ手順で作成することができますよ。またSTEP 1のグラデーションの色を変えるとまったく違う印象のデザインを作り上げることも可能です。
PhotoshopVIPは高品質のフォトショップチュートリアルを皆さんにお届けしています。随時更新されるチュートリアルの定期購読がオススメです。チュートリアルに関して不明な点があればいつでも質問してください。