わたしたちは成長する過程で、さまざまな変化に直面します。そして、それはPhotoshopも例外ではなく、機能やエフェクト、インターフェースなど進化を続けています。
今回は、人気のあるウェブサイトやアプリケーション、ゲーム、WindowsやMac OSなどのオペレーションシステムのデザインの歴史を、画像でたどることができるアーカイブサイト Version Museum より、Photoshopのデザインがどのように変化してきたのか詳しく見てみましょう。
Version Museumとは?
Version Museumは、テクノロジーの歴史を文章で読むだけでなく、実際の美術館を散策するように、テクノロジーの進化をバージョンを追って、視覚的に確認できるオンライン・アーカイブサイトです。
Adobeの人気ソフトウェア「Photoshop(フォトショップ)」やInternet Explorerなどのアプリケーションを筆頭に、GoogleやAmazon、Facebookといった世界的な巨大企業のウェブサイトから、Grand Theft Autoやマリオカートといったゲームの歴史もたどることができます。
Photoshopはここからはじまった。
PhotoshopはMac専用アプリとして、1990年にリリースされました。現在のロゴとは異なり、目をモチーフにしたデザインで、インターフェースもピクセルの粗いモノクロ画面です。
(Image credit: version museum)
Photoshopリリース当時のワークスペース画面。誕生から30年近く経ちますが、基本的なツールは変わっていません。
(Image credit: version museum)
2003年に入りリリースされたAdobe Photoshop CSのスプラッシュ・スクリーン。ロゴが目から羽にかわったのはこの頃です。
(Image credit: version museum)
Photoshop CSのワークスペース画面がこちら。ツールやフィルタ機能など、現在のバージョンに近いかたちとなりました。
(Image credit: version museum)
2007年リリース、Photoshop CS3のスプラッシュ・スクリーン画面。淡いグラデーション使いで、インターフェースもスッキリとした印象を受けます。ここからおなじみの「Ps」ロゴへと生まれ変わりました。
(Image credit: version museum)
Camera Rawフィルタ機能なども追加され、より高度な写真編集、レタッチ作業を行うことができるようになりました。
(Image credit: version museum)
2010年に入りリリースされたPhotoshop CS5は、現在のCCバージョンにも近いつくりとなっています。ただしダークモードなどないので、薄い灰色のインターフェース。
(Image credit: version museum)
Photoshopでの切り抜き作業をより手軽にした、「境界線の調整」機能が追加されました。
(Image credit: version museum)
2012年、Photoshop CS6リリース。懐かしいと感じるひとも多いのではないでしょうか。
(Image credit: version museum)
Photoshopをつかった動画編集機能なども追加されたことで、マルチなファイル形式に対応できるオールインワンツールとなりました。
(Image credit: version museum)
2013年、Photoshop CCが誕生。クラウドサービスとなったことで、ソフトウェアのアップデートも頻繁に行われるようになりました。
(Image credit: version museum)
おなじみのPhotoshop CCのワークスペース画面。
(Image credit: version museum)
そしてこちらが、最新版Photoshop CC 2019のワークスペース画面。ツールなどの他に、Photoshopの基本的な使い方から高度なレタッチ、合成などを学ぶことができる「ラーニング」が追加され、ノンデザイナーのひとにもより身近な存在となっています。
(Image credit: version museum)
いかがでしたでしょう。Photoshopのデザインがどのように変化してきたのか、詳しく見ていきました。インターフェースなどのデザインは変わっても、基本的な使い方はPhotoshopリリース当初以来変わっていないことには驚きました。
以下は1990年リリース当時のカラーピッカー機能。いまとほとんど変わっていません。
(Image credit: version museum)
参照元サイトでは、Photoshopの各バージョンごとにデザインの歴史をすべてたどることができます。
Photoshopをはじめよう。
Photoshopの基本的な使い方や、一緒に利用したい無料ツールや拡張機能、素材などをあつめています。
Photoshopでの作業をよりやりやすくしてくれる、覚えておきたい時短テクニック、小技などはこちらから。
Photoshopを持っていないけど、デザイン編集をしてみたいというひとは、以下の代替ツールの利用を検討してみてはいかがでしょう。
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